【完全網羅】ウィッグユーザーの為の汗対策について徹底的に調べてみました。

まだ3月だというのに、温暖化が進んでいる昨今。つい先日も20度を超す日がありました。暖かくなると、ウィッグユーザーにとって気になるのは、汗の対策方法。非常に汗っかきの私は、毎年夏になるとウィッグの襟足から滝のように滴り落ちる汗と、その匂いにずっと悩まされていました。

今年の夏は汗で悩むウィッグユーザーが減ることを願い、汗対策についてまとめてみました。

目次

汗に悩んでいるのはどんな人?

色々なウィッグユーザーの方に聞くと、同じヘアロスでも髪の毛が全く生えていない汎発(はんぱつ)脱毛症全頭タイプの脱毛症の方が特に汗に悩まされていました。髪が部分的に生えている方は多少の蒸れは感じつつも、それほど汗に対する悩みは無いようです。ウィッグから汗が滝のようにしたたり落ちる現象は、どうやら髪の有る無しによって変わるようです。髪って、汗を吸収して止める役割もあるんですね。

汎発脱毛症で髪の毛が一本も生えていない筆者は、特に頭の後頭部からの汗がすさまじく、襟足からその汗がしたたり落ちるのにずっと悩まされていました。真夏になると、5分歩くだけでハンカチがジトッと湿るほど。それゆえに夏の長時間の外出に対してかなり消極的になっていました。

汗対策方法のすべて

汗対策グッズ

色々とリサーチして得た、汗問題を軽減する方法。実際に自分でも試して比較してみました。

方法① ティッシュ

(参考価格216円)→一回当たりのコストパフォーマンス: 0.54円

私が長年していた汗対策がティッシュペーパーを使うもの。
この方法は、脱毛症を発症した当時にみつけた阿部沙織さんの著書の「快適!カツラ生活Q&A」の中で紹介していた方法をもっと簡略化したものです。

方法は、ティッシュを2枚重ねて、半分に折り、それを三つ折りにしたものを後頭部、頭頂部に挟み込むだけ。(インナーキャップを被ることを前提としております。)

①使うのは2枚のティッシュ
②まず、ティッシュを2枚重ねます。
③そして、半分に折ります。
④さらに三つ折りにして完成。
⑤もう一組同じものを作り、2組を一回に使います。

ティッシュだったらどこにでもあるし、お金もほぼかかりません。一番手軽にできる対策法です。これをインナーキャップと地肌の間に挟むだけで、襟足から滴り落ちる汗がずいぶん減りました。ただ、ティッシュは汗を吸収する量が比較的少ないことが弱点。帰宅してウィッグを取るとティッシュは汗を絞れるくらいにまで濡れています。

方法② キッチンペーパー

(参考価格222円)→一回当たりのコストパフォーマンス: 3.17円

次にお手軽な方法がこちら。キッチンペーパーも大体の家に常備されてますよね。こちらはティッシュよりも吸収力があり効果抜群です。

方法は、横に長く三分の一に折り、後頭部に挟み込むだけ。

①使うのは1切れのキッチンペーパー
②3等分に折ります。
③これだけ!完成です。

ただ、ティッシュと比べて最初はゴワゴワする感じが否めないです。しかし吸収力はティッシュよりも◎。

方法③ 汗わきパッド

(参考価格352円)→一回当たりのコストパフォーマンス: 35円

思いのほか快適で、私が一番お勧めしたい対策法がこちら。ネットで見つけた対策法です。パッドの色はホワイト、モカベージュ、ブラックとあります。私は黒いインナーキャップを普段使用しているので、透ける心配はありませんが、ベージュのインナーキャップを使っている方は、モカベージュを選んだ方が色が透けなく良いかもしれません。無香料、香料タイプとありますが、私は無香料をおすすめします。

接着部分をインナーキャップの後頭部につけてから、頭に被ります。インナーキャップに直につけるので、ズレたりしてウィッグの間から落ちたりする心配もありません。(ティッシュやキッチンペーパーでも、ズレたりしたことはありませんが。)

①こちら、汗わきパッド
②この接着面をインナーキャップに貼ります。
③後頭部が一番汗をかく場所なので、この部分に貼ります。

これが、思ったよりも快適なのです。保水量が多いので、ティッシュの時のようにジメッと不快な感覚もありません。ティッシュだけの時は、インナーキャップも汗が絞れるくらい濡れることが多かったのですが、汗わきパッドはそのような状態までにはいきません。

方法④ 熱さまシート

(参考価格416円)→一回当たりのコストパフォーマンス: 26円

熱さまシート、別名冷えピタ。頭に直につけて使用します。つけた瞬間のひんやりした感触。好きな方はお好きだと思います。私はこちら1枚を後頭部に直接はって使用したのですが、びっくりすることに汗もちゃんと吸収してくれました。吸水性もあるんですね、冷えピタ。
薬剤を使っているので、肌の弱い方はかぶれる可能性もあるかと思うので注意。

方法⑤ ウィッグ専用汗取りパッド

(価格880円)→一回当たりのコストパフォーマンス: 44円

リネアストリアで販売しているものです。使用感は前述の汗取りパッドと同じです。こちらの良い点は吸水性のあるパッドがより広い範囲をカバーしてくれること。

使い方は汗取りパッドと同じく、接着部分をインナーキャップに貼ってから頭に被ります。

こちらがリネアストリアで販売されている汗パッド。後頭部だけではなく横側まで汗対策が可能です。
こちらの白い部分が接着面。
裏側は黒いので、黒いインナーキャップから透ける心配がありません。
インナーキャップに装着した状態

広範囲の汗を吸ってくれるので、例えばスポーツや野外活動などで、よりたくさん汗をかくときに良さそうです。

インナーキャップ

インナーキャップにも色々な素材があります。そして素材一つで快適度も違ってきます。好みは個人差がありますので、汗対策に便利なインナーキャップをご紹介します。

筆者のここ数年の好みはコットン100%のタイプ。中でもこちらのコットンガーゼのものは肌触りが良く、締め付け感もちょうど良いのでここ2,3年リピートばかりしています。ブラック以外にベージュ、ブラウンの3色展開です。コットンなのでそれ自体に吸水性があるのと、他に比べて少しコストパフォーマンスが良いのが特徴。

こちらは常に売り切れている人気のリネアストリアのインナーキャップです。コットンの素材で冷感素材を使っています。ズレ防止の為に肌に当たる部分にはシリコンが、摩擦によってウィッグがズレにくくなるように面ファスナーが反対側についています。配色になっているのは分け目が自然に見えるように。ご自分のサイズの在庫があったら迷わず買いだと思います。

こちらもコットンガーゼタイプ。最初のものに比べ伸縮性があります。
他にも色々なインナーキャップがあるので、色々試してみてください。

ご紹介したインナーキャップは、髪の毛が殆ど生えていない方用のものです。ある程度の髪がある方は、インナーキャップではなく、ネットを使って髪を束ねます。

ウェットシート

色々な汗対策をしていても、どうしても蒸れが気になってしまう場合。そんな時はトイレに駆け込みウィッグとインナーキャップを外してウェットシートで頭を拭いてさっぱりしちゃいましょう。替えのインナーキャップも忘れずに。汗で濡れてひんやりとしたものを再び被らなくてもいいように。

デオドラントクリーム

これらの対策の補助的な役割でお勧めなのが、デオドラントクリーム。
筆者はティッシュだけの対策の時は、汗のすえるような匂いに悩まされていました。デオドラントクリームを汗を沢山かく後頭部に朝塗るだけで、大分匂いは解消されました。匂いが気になる方はぜひ試してみてください。

コスパはどう?

色々な対策グッズがありますが、やはり気になるのはコストパフォーマンス。

コストパフォーマンス的な観点で軍配が上がるのはティッシュ!次にキッチンペーパー、汗取りパッドと続きます。筆者は、そこまで暑くなく、あまり汗をかかない春先頃はティッシュを使い、本格的に汗をかく季節になったら汗取りパッドを使うようにしています。

効果のほどは

一番効果があるのは、リネアストリアで販売しているウィッグ用の汗取りパッド。やはりウィッグユーザー用に開発されており、一番汗をかく部分に吸水性があるシートを配置できるようなデザインになっているので最強です。でも、汗取りパッドでもほぼ同程度の効果がありました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。あくまでも筆者の体感なので、どれが良いというのは個人差があるかと思います。
是非、「この方法が良かった!」とか、「他にもこんな対策を私はしているよ」等ありましたら、是非コメント欄にコメントをください♪

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