脱毛症とは
脱毛症とは、数多くの種類があります。その原因や症状も様々です。
毛が脱落していなくても「脱毛」と呼ばれる状態もあり、例えば、男性型脱毛症のように、毛の数は変わらないのに毛が細く短くなることで、脱毛しているように見える症状もあります。
脱毛症の種類
●円形脱毛症
●抜毛症(トリコチロマニア)
●休止期脱毛
●内分泌以上による脱毛
●栄養障害による脱毛
●皮膚腫瘍による脱毛
●瘢痕性脱毛
●薬剤・化学物質による脱毛
●男性型脱毛症
●各種の毛髪奇形
何科にかかればいいの?
「脱毛症かもしれない…」と気づいてから、実は医療機関で適切な治療を早期に受けたほうが改善される確率は高くなります。
症状に気づいて検索すると「皮膚科」のサイトがたくさん出てくるので、まずは皮膚科にかかる方が多いと思います。ただ、皮膚科に通っていた編集長が考える最良の手立ては、「直ぐに脱毛症専門医に紹介(つないで)してもらうこと。」専門医による治療が有効だと考えます。
生活について詳しく知りたい
脱毛症の症状によりますが、眉毛やまつ毛が無い場合のメイクの仕方、ウィッグの選び方や
オシャレの楽しみ方など、下記関連記事よりご覧頂けます。
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抜毛症(トリコチロマニア)とは?
抜毛症は、抜毛癖とも呼ばれる『精神障害』の一種です。具体的には、美容目的ではなく、自分の体毛(髪の毛・睫毛・腕や足の体毛・脇毛・陰毛・ひげ等)を自分で抜いてしまいます。
ヘアロスの中でも、多いと言えるのが、この抜毛症です。
およそ9割が女性で、発症するのは、子どもの頃・思春期が多いと言われています。とはいえ、男性がは発症しない、というわけではなく、成人男性が発症するという例も増えています。
具体的な症状
無意識に抜毛しているのですが、
⚫︎特定の触りごこちの毛など、毛を探して抜いたり、毛根が傷つかないように抜いたりする
⚫︎毛を抜く事で、満足したり、安心したり、緊張や不安がほぐれたり、気持ちがよくなったり、かゆみが無くなったりする。
⇨毛を抜き続けたことにより、体の一部の毛が無くなってしまう。そして、日常生活に支障が出て
きてしまいます。
何科にかかればいいの?
「毛を抜くと落ち着く」「毛を抜く事で満たされる」など、もしかしたら抜毛症かもしれない、と感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。どんな医療機関か、下記のボタンより詳しくご覧いただけます。
生活について詳しく知りたい
抜毛症は、その失った毛の部分により、カバーする方法が変わると思います。そのヒントに、少しでもなるよう、眉毛やまつ毛が無い場合のメイクの仕方、ウィッグの選び方やオシャレの楽しみ方など、下記関連記事よりご覧頂けます。
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先天的乏毛症・縮毛症
生まれつき全く髪が生えていない、又はごく僅かに髪が生えているが中々髪が伸びない毛髪疾患。縮れた毛を伴う場合は縮毛症と呼ばれています。
多くは先天性で遺伝性といわれています。
診断は少量の血液(もしくは唾液)を採取しての遺伝子検査にて確定します。(一割は原因不明となることもあるそうです。)
先天的乏毛症・縮毛症
遺伝性症候群
外胚葉形成不全症
歯や爪が生えない、汗腺がなく、汗をかけないなど、歯・爪・汗腺などの組織に形成異常がある。
Tricho-rhino-phalangeal症候群
側頭部に乏毛があり、太い眉毛、西洋梨のような鼻、薄くなって飛び出る唇、指が曲がったまま伸びない『屈指症』などもともないます。
ウェルナー症候群
低身長、白髪、皮膚が硬くなる、骨粗しょう症など、老化症状が現れる病気です。その一つとして、毛髪が失われやすくなると言われています。
ネザートン症候群
魚鱗癬(ぎょりんせん)と言う、魚の鱗のような固い皮膚が剥がれ落ちていく病気で、アトピー性疾患や毛髪の異常をともないます。赤ちゃんの時に顔から始まり、全身に広がって毛が薄くなります。
脂腺母斑(しせんぼはん)
頭から顔にかけてできるあざ。初めは黄色で平たく盛り上がった状態で、その部分には髪が生えません。
先天性皮膚形成不全症
頭皮が部分的にない先天性の病気です。顔、体、手足などにもあることもあるようです。
何科にかかればいいの?
2021年現在、乏毛症を改善するための治療法は確立していません。薬の開発にもまだしばらくの時間がかかることになります。でも、乏毛症に近い、脱毛症などに関して、世間的に育毛効果や発毛効果があると言われている対策や方法を見ていきましょう。
生活について詳しく知りたい
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抗がん剤の副作用による脱毛
抗がん剤による脱毛のメカニズムは、毛の根元にある毛を作る元になる細胞が、抗がん剤によってダメージを受けることで起こります。
とはいえ、抗がん剤治療を行ったら、必ず脱毛するわけではありません。抗がん剤の種類や投与量、体の状態によって大きな差があります。
もし脱毛が起こった場合、髪の毛だけでなく、全身の体毛にも症状が現れます。抜け方には個人差があり、まつげや眉毛が抜けてしまうこともあります。
でも、治療が終われば毛を作る細胞も再生しますので、焦らず、安心して治療に取り組んでください。
何かできる事はないの?
例えば、優しく頭を洗う、ナイトキャップを被る、など、頭を保護するように過ごす事など、脱毛が始まる前からできる事もあります。ウィッグやウィッグスタンド等を準備しておく、などです。抗がん剤投与から2〜3週間で脱毛が始まると言われていますが、必ずしもその時期ではありませんし、個人差があります。しかし、目安として準備する事はできるので、ウィッグなどの記事をご覧いただき、ご参考にしていただけたら幸いです。
生活について詳しく知りたい
頭部や眉毛やまつ毛が無い場合のメイクの仕方、ウィッグの選び方やオシャレの楽しみ方など、下記関連記事よりご覧頂けます。
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